- 2026年1月7日
骨切りとは?適応する悩みや術式の種類・費用・注意点など詳しく紹介

骨切り(こつきり)とは、顔の骨格そのものを整えて輪郭やバランスを改善する外科的な手術のことです。
「顔が大きく見える」「エラや頬骨が張っている」「顎が長くてバランスが悪い」といった悩みは、実は骨格の形状に原因がある場合も少なくありません。
骨の位置や角度をミリ単位で調整し、顔全体のバランスを整えるのが骨切り手術の特徴です。輪郭を理想的な長さ、形に整えたい方に検討されることが多く、専門的な診断と手術計画が欠かせません。
一方で、全身麻酔や入院が必要な本格的な治療であり、術後の回復やリスクを正しく理解することが重要です。
この記事では、骨切り手術の基本的な仕組みや適応となる悩み、主な施術の種類や費用、術後の注意点について紹介します。
骨切り手術とは

骨切り手術とは、顔面の骨格を部分的に切離・移動して、輪郭やバランスを整える外科的な治療のことです。
骨の厚みや角度、位置をミリ単位で調整し、頬骨・下顎・顎先などの形を整えることで、顔全体のバランスを整えることを目的としています。
『骨削り』が表面を削って整える方法であるのに対し、『骨切り』は骨を切って再配置することで、より構造的な改善が期待されます。
この手術は全身麻酔下で行う高度な外科的処置であり、安全に行うには術前の検査や的確な管理体制が欠かせません。
また、効果の現れ方や回復には個人差があるため、医師の診察のもとで適応を慎重に判断することが求められます。
受けられる手術内容はクリニックによって異なります。実際に検討する際は、専門医によるカウンセリングで説明を受け、内容を十分に理解したうえで判断することが大切です。
骨切り術で改善が期待できる悩み

骨切りは、顔の骨格バランスを整えることで、輪郭や印象を調和させる小顔・輪郭形成術の一種です。
以下のような骨格に関する悩みに対して、手術が検討されることがあります。
- 顔が長い・四角い・大きい
- 顔がゆがんでいる
- 顎が長い・大きい・小さい
- 顎・口元が前に出ている
- 顎がしゃくれている
- エラ・頬骨が張っている
これらの症状は骨の位置や角度の影響で起こることがあり、医師の診察のもとで適応を判断します。
骨切り術の種類
骨切り整形のやり方は、目的や施術部位によって異なります。
- オトガイ形成術:顎先を調整する
- 下顎下縁形成術:エラ手前から顎先までをなめらかに整える
- エラ骨切り術:張り出した下顎角を削る
- 頬骨骨切り術:頬の横幅を調整する
- 鼻骨骨切り術:鼻骨を幅寄せして整える
これらの手術は、顔全体の輪郭やバランスを考慮しながら、骨の移動や切除をミリ単位で行う精密な治療です。
どの部位をどの程度修正するかは、顔の骨格構造や希望する印象によって異なり、複数の手術を組み合わせて行う場合もあります。
また、神経や血管の位置を考慮した安全な計画が求められることから、術前の画像診断やシミュレーションが欠かせません。
受けられる手術内容や術式の範囲はクリニックによって異なるため、事前のカウンセリングで十分に説明を受け、理解したうえで選択しましょう。
骨切り手術のメリット・デメリット
骨切り手術の最大のメリットは、骨格そのものを動かすことで得られる長期的で安定した変化にあります。
骨の位置や形を直接整えることで、フェイスラインや輪郭の印象を長期的に整える効果が期待されます。
脂肪や皮膚に行う施術に比べて戻りが少なく、自然でバランスの取れた仕上がりを維持しやすい点も特徴です。
一方で、骨を切離・再構成する外科的手術であるため、全身麻酔が必要になることが多く、手術時間も長くなります。
症例や施設によっては入院の必要がない場合もありますが、術後の安静と経過観察は欠かせません。
腫れやむくみ、痛み、神経の一時的な違和感、感染などのリスクも伴うため、術後の管理がとても重要です。
骨格や皮膚の厚み、回復力などによっては、希望する仕上がりと合わない場合もあります。
無理な骨切りを行うと顔全体のバランスを損なうことがあるため、医師から適応外と判断された場合は手術をやめた方がいいケースもあるでしょう。
また、最近では『骨切り山ちゃん 失敗』などと検索されることもありますが、これは骨切り手術に慎重な判断が求められることを示しています。
施術の適応や医師の技術差によって結果が変わるため、骨切り整形の名医と呼ばれる経験豊富な医師のカウンセリングを受け、シミュレーションを行いましょう。
オトガイ形成術

オトガイ形成術は、顎(あご)の骨を整えて顔全体のバランスを改善する手術です。
顎が長い・短い・引っ込んでいる・前に出ているなど、フェイスラインに不調和を感じる方に向いています。横顔や下顔面の印象を自然に整えたい方に選ばれることが多い治療です。
オトガイ水平骨切り術
オトガイ水平骨切り術は、顎先の骨を水平方向に切離して位置を調整する整形のやり方です。
顎を短くする『減量術』と、骨を前方へ移動してボリュームを出す『増大術』があり、顔の長さや顎の突出など、個々の骨格に合わせて手術内容が決定されます。
骨の再固定にはチタンプレートなどを使用し、手術時間は約2〜3時間が目安です。
費用はクリニックや術式の範囲によって異なりますが、30万〜150万円と費用の幅が広いとされています。術後は腫れやむくみが落ち着くまでに3〜4週間ほどのダウンタイムが必要です。
オトガイ部・前額断骨切り術
オトガイ部・前額断骨切り術は、前方に出た顎の骨を後方へ移動させて、下顔面の突出を改善する手術です。
顎先の骨を斜めに切離して後方へスライドさせ、バランスの取れたフェイスラインに整えます。
特に『しゃくれ』や『口元の突出』が気になる方に検討されることが多く、横顔の印象を自然に整える効果が期待されます。
骨はチタンプレートなどで固定され、一般的な手術時間は約2〜3時間です。費用の目安は100万〜300万円前後で、施術内容やクリニックによって異なります。
腫れやむくみは4週間以内くらいで落ち着き、痛みは徐々に軽減していきます。医師の指示に従い、安静と口腔ケアを心がけましょう。
オトガイ垂直骨切り術
オトガイ垂直骨切り術は、顎の縦方向の長さを調整して顔全体のバランスを整える手術です。
顎の骨を垂直に切離し、中央の骨片を短縮または延長して再固定します。顎が長く面長に見える方や、逆に短く詰まった印象を改善したい方に適しています。
Vライン形成を目的とすることも多く、フェイスラインをより滑らかに仕上げることが可能です。
手術時間は2〜3時間前後で、腫れやむくみは4週間ほどで落ち着きます。費用はクリニックや施術範囲によって異なり、30万〜150万円以上が目安とされています。
オトガイホームベース型骨切り術
オトガイホームベース型骨切り術は、顎の両端が広がった『ホームベース型』の輪郭を細く整える手術です。
顎先から下顎の両側にかけて骨を切除し、内側へ移動させて固定することで、フェイスラインをすっきりとしたVラインに導きます。
顎の横幅が広く、下顔面に重たさを感じる方に適しています。
過度な骨切りは輪郭バランスを損なうことがあるため、自分に適しているか担当の医師とよく相談してみるのがよいでしょう。
費用は50万〜150万円程度、広範囲の症例では200万円以上の場合もあります。ダウンタイムは約4週間が目安です。
下顎下縁・下顎角形成術

下顎下縁・下顎角形成術は、エラ手前から顎先までのフェイスラインをなめらかに整える手術です。
下顎の外側にある骨の角ばりや張り出しを削り、なだらかなラインを形成することで、横顔や下顔面の印象を自然に整えます。
顎下ラインに凹凸がある方、エラから顎先にかけて角ばって見える方、また顔の輪郭が大きく見えると感じる方に向いています。
手術では、下顎骨の外側を削る、または一部を切除して形を整え、必要に応じて下顎角形成術を併用します。フェイスライン全体を調和させるため、骨の削除範囲は丁寧にデザインされます。
過度な切除は輪郭バランスを損なうことがあるため、適応の見極めが重要です。
費用は50万〜150万円前後、難症例では200万円を超えることもあり、ダウンタイムは4週間程度が目安とされています。
頬骨骨切り術

頬骨骨切り術は、張り出した頬骨を内側に移動させて輪郭を整える手術です。
正面や横から見た頬の張り出しが強く、顔が大きく見える・硬い印象に感じる方に向いていて、骨格に合わせて自然なフェイスラインを目指します。
頬骨骨切り術
頬骨骨切り術は、張り出した頬骨の外側部分を一部切離し、内側に移動させて固定する手術です。
顔の横幅を自然に引き締め、正面から見た際の立体感を整えることを目的としています。
頬骨の張り出しが強い場合に適していて、骨削り術では改善が難しいケースに選択されるケースが多いです。
手術は口腔内や耳前部など、目立ちにくい位置から行われます。
術後は腫れやむくみが4週間以内に目立たなくなっていき、日常生活への復帰も徐々に可能になります。
費用は施術範囲によって異なりますが、一般的に100万円前後が目安です。高度な輪郭形成を伴う場合は、200万円以上となることもあります。
頬骨骨削り術
頬骨骨削り術は、張り出した頬骨の外側を削って横方向への広がりを整える手術です。
骨切り術のように骨を移動させず、突出の程度が軽い場合に選択されます。頬骨の張りで顔が横に広く見える方や、正面からの立体感を柔らかくしたい方に向いています。
手術は口腔内やこめかみ付近など、目立ちにくい位置から行われ、全身麻酔下で実施されるのが一般的です。
腫れやむくみは3〜4週間ほどで落ち着くことが多く、徐々に通常生活へ戻れます。
費用は施術範囲や固定方法により異なり、一般的には65万〜150万円前後が目安です。骨切りを併用する場合は200万円近くになることもあります。
鼻骨骨切り術

鼻骨骨切り術は、鼻筋の幅や左右のバランスを整える手術です。
鼻が広く見える、鼻筋が太い、外傷による曲がりが気になる方に向いています。鼻骨を中央へ寄せて形を整えることで、正面から見た印象を自然に引き締め、顔全体の調和を図ります。
骨切り幅寄せ術
骨切り幅寄せ術は、鼻骨の外側を骨切りして中央へ寄せ、鼻筋の幅を整える手術です。
切開は鼻の内部や鼻孔の付け根から行われるため、外に傷が残りにくいのが特徴です。鼻骨の位置を中央に寄せることで、正面から見た印象をすっきりと引き締め、自然なラインへ導きます。
術後の腫れやむくみの多くは4週間ほどで落ち着き、日常生活への復帰も徐々に可能です。
費用は施術内容やクリニックによって異なりますが、一般的には30万〜70万円前後が目安です。
骨折を伴う外傷や複合的な矯正を行う場合は、これを上回ることもあります。
ハンプ切除
ハンプ切除は、いわゆる『ワシ鼻』と呼ばれる鼻背の突出部(ハンプ)を削り、なめらかな鼻筋を形成する手術です。
鼻の中央に厚みや段差があり、横顔で強く出っ張っていると感じる方に選ばれることがあります。
手術は鼻腔内または鼻柱部からアクセスし、骨・軟骨の突出を調整して自然なラインへ導きます。
腫れやむくみは1〜2週間をピークに、3〜4週間で落ち着くケースが多く、日常生活への復帰も徐々に可能です。
費用は施術範囲や骨切りの有無によって変動しますが、一般的には30万〜100万円程度が目安とされます。
骨切り術後の注意点

骨切り術後は、腫れやむくみが強く出やすいため、過ごし方に十分な注意が必要です。
特に寝る時間が長いと血流が滞り、むくみが悪化しやすくなります。日中は体を起こして過ごし、清潔な環境と適切な冷却、医師の指示に沿ったケアを行うことで、回復を早めやすくなります。
術後3〜7日の過ごし方に注意
骨切り手術後の3〜7日は、腫れや痛みが残るため、回復を妨げない生活を心がけることが大切です。特にこの時期は無理に動かず、医師の指示を正確に守ることが重要です。
- 日中はなるべく起きている
- 栄養バランスの良い食事で回復を早める努力をする
- 血流が良くなることやマッサージなど、腫れや痛みがひどくなる行為をしない
- タバコは吸わない
- 口腔内に傷がある場合は清潔に
- 服薬や食べ物の硬さなど、医師の指示を守る
これらを意識することで、感染や腫れの悪化を防ぎ、より安定した回復が期待されます。
骨切り後の経過は焦らず見守る
骨切り手術の腫れやむくみは、術後1〜2週間をピークに少しずつ軽快していきます。
完全な回復までには時間を要し、感覚の鈍さや軽いしびれが続くこともありますが、これらは多くの場合、経過とともに改善していきます。
焦ってマッサージや運動を再開すると、腫れや痛みを悪化させる原因となるため避けましょう。
また、骨の安定化には数か月はかかります。医師の診察スケジュールを守り、異変を感じた際は早めに相談することが大切です。
術後の経過には個人差があるため、焦らず落ち着いて回復を見守るようにしてください。
まとめ
骨切り手術は、輪郭や鼻筋、顎の形などを骨格から整えることで、顔全体のバランスを改善する施術です。
手術の種類や範囲によってダウンタイムや費用は異なりますが、どの手術も術後のケアが結果を大きく左右します。
腫れやむくみを抑えるための生活習慣や、医師の指示を守ることが回復を早めるポイントです。焦らずに経過を見守り、信頼できる医師と丁寧に相談しながら進めましょう。
五反田の美容外科・形成外科・美容皮膚科『KIHARU CLINIC』では、顔の骨格やバランスを重視したカウンセリングを行い、自然で調和の取れた仕上がりを目指しています。
輪郭形成や顎、鼻の形にお悩みの方、専門医による丁寧な施術を希望される方は、ぜひ『KIHARU CLINIC』までお気軽にご相談ください。
